青汁王子さんやブロガーのマナブさんなどがオススメされて話題になっていた『強運の法則』。
16500円という価格もあり、”読んでみたいけど手が出ない”、”買ったのに大した本じゃな買ったら嫌だな”と、二の足を踏んでる人も多いと思います。
そんな人たちのために『強運の法則』を簡単に要約してみました。だいたいの内容はこれで把握できると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
『強運の法則』は経営者への成功指南書
主に経営者など自分でビジネスをやっている人に向けて、今よりもさらに高みに向かうために考え方や心の持ち方などを正しく整えるための本です。
人並みに成功している人が大成功するにはどんな状態であるべきか、松下幸之助(松下電器創業者)や豊田佐吉(トヨタ創業者)などの例を用いて、論理的に解説されています。
成功は努力の結果得られるものではなく強運の結果もたらされるものであり、その強運は脳の条件づけによって身に付けることができる。
そしてその強運体質になるには8つの法則に従うことが必要であると述べられています。
強運体質になるための8つの法則
1.野望の大きさは成功の大きさに比例する。だから人一倍大きな野望を抱くこと。そして使命や自己実現をモチベーションとすること。
2.成功には閃きやアイディアが欠かせない。そのために常に前向きであることを心がけ、アファメーションなどで自分の気分を高める習慣を持つ。
3.とにかくツイてる人を周りに置くこと。その他自分より能力が高い相手や、反面教師になる人など然るべき人から刺激を得ること。
4.セルフイメージを高め、他人からの見られ方を意識する。そして自分に対する評判を高めていくこと。
5.ライバルや師匠を持って、自分の成長を止めない。
6.稼いで自分を幸せにするという段階から、他人を幸せにしたいという考え方にシフトする。
7.不平不満などネガティブな思いを手放し、感謝、好き、得意など、明るいエネルギーを持つこと。
8.理想の死に方をイメージし、そのために今どう生きるべきか自分の役割を見出す。
ざっと簡単にまとめてみましたが、ざっとこのような内容が一章ごとに解説されています。また、応用編として社員を意欲的にさせるためのアプローチの仕方が、おまけ程度に付け加えられています。
さいごに
414ページもあり見た目からも分厚い本ですが、書いている内容は割とあっさりしていて読みやすい本でした。巻末には質問形式のチェックシートがあり、各章を読み進めながら自分の内面を見つめ直せる形になっています。
ある程度成功しているけど、それよりもっと高みに行くにはどうしたらいいのか。年商100億を超えるような企業を作るにはどんなマインドが必要なのか。
この本を読み進めながら自分に欠けているものを発掘する人もいるでしょうし、自分の状態を客観視する良い機会になるかもしれません。
論理的な解説が続くので自己啓発本のように情熱をかきたてられるような内容ではありませんが、今の自分より一皮剥けたい、とにかく有名になりたい、成功者になりたいという人は、一読されると良いかもしれません。
ちなみに『強運の法則』のレビューはこちらです。合わせて参考にしていただければと思います。